EditRegion3







 


リハビリテーション室では、関節や筋肉、神経などの痛みや障害に対する運動器疾患のリハビリテーションを主におこなっています。腰や膝、肩関節の運動器は私たちが日常の活動を送るうえで土台になるものです。起きる、座る、立つ、歩くは全身の運動器の働きであるし、指を動かすという小さな動作一つとっても日常の中では背中や肩、肘の一連の動きとなります。

 膝や腰などに痛みなど障害が起きると、それは日常生活の痛みになります。痛みだけでなく、運動器という役割にも支障が起きるかもしれません。痛みや活動の制限は生活を変えてしまうばかりか、本人の生活に対する意欲も失いかねません。

 リハビリテーションとは、痛みや障害から自分の体を取り戻す事をいいます。それは治るのを待ったり、治してもらうという受け身の姿勢だけではありません。いちばんよく知っている自分の体を取り戻そうとする健康に対する意欲が何よりも大事なことです。膝腰など運動器は機器や部品ではありません。体の一部であり分身である運動器は、生活を支える宝物です。



リハビリテーション室で使用している検査機器をご紹介します。
温熱療法に、マイクロ・ホットパック・赤外線。電気治療に、低周波・干渉波。
牽引治療に、 骨盤牽引・頚椎牽引。その他、リラクゼーションを目的にウォーターベットがあります。

温熱療法とは・・・・・
表皮または深部を加熱することで血流の改善や、筋肉の張りや関節のこわばりを和らげ痛みを 軽減させる治療です。

電気治療とは・・・・・
さまざまな種類の電流を体内に流すことで神経、筋肉を刺激し血流の改善や、
筋肉の張りや関節のこわばりを和らげ痛みを軽減させる治療です。

 マイクロ

マイクロ波の照射により体内(関節内)の水分を温め、表皮だけでなく深部まで加温します。

 ホットパック (ホットマグナー)

磁気を発生させるホットパックを使用し、
加温と磁力で表皮を加温します。

 低周波

1000ヘルツ以下の低周波電流を流し刺激します。
刺激の感じ方が鍼治療に近いことから電子鍼ともいわれます。

 干渉波

わずかに異なる2つの電流を同時に流し、体内に生じる干渉波電流で刺激します。

 骨盤牽引

牽引治療とは、負担のかからない正しい姿勢で牽引し椎間内の内圧を除圧します。

腰椎椎間内を広げる姿勢のまま牽引が可能なので、旧式の牽引より少ない負荷で除圧効果が期待できます。姿勢を保つための腰部・背部の筋肉をストレッチします。


 頚椎牽引

牽引治療とは、負担のかからない正しい姿勢で牽引し椎間内の内圧を除圧、患部付近の筋肉をストレッチすることで痺れや痛みを軽減させる治療です。

頚椎椎間内の除圧と頚部付近の筋肉をストレッチします。


 ウォーターベット

水圧を利用したマッサージベットです。物理療法や運動療法と組み合わせて行っています。

全身の筋肉をほぐすことができます。




筋肉の使い過ぎによる炎症や、一過性の負荷による関節炎であれば安静により回復を待つのが大事です。しかし、慢性疾患のような長い経過のものに対して安静ばかりではよくありません。運動器は文字通り運動するのが仕事です。運動器疾患に対して安静を続けることは仕事を奪う事と同じです。本来持っている筋肉や関節の機能が生かされないと前と同じ状態になる事なく、むしろ弱くなってしまう事が考えられます。

大事なことは先ずは動かしてみる事です。運動療法や体操はスポーツではありません。筋肉一つ、関節一つが主役でありそれぞれが出来る範囲で運動できればいいのです。意識して膝をまっすぐに伸ばす事ができれば(結果的に出来なくても)、それは立派な運動になります。自ら進んで体を動かす事が運動であり体操になります。筋力をつけるだけを目標にするのではなく、恐々と動かさなかった体を思い切って動かし、運動器にスイッチを入れるのが本当の狙いです。

ストレッチは筋肉の疲労や緊張を取るのに非常に有効です。筋肉は収縮することが仕事であり常に、過労状態になります。ストレッチのように筋肉を伸ばす動作は、収縮と逆になり筋肉を休ませる効果が運動もストレッチも単純明快にやってみることが大事です。ただし、簡単にみえる動きにもコツがあります。手を抜いてしまっても効果がありません。リハビリ室では常に患者さんと対話しながら体操やストレッチを一緒に行ったり、指導したりしています。